2011年5月24日火曜日

しゃっくりの止め方 実践済み

私の子供が度々、しゃっくりを起こしては自分の胸や腹部をこぶしで殴っていた。
「そんな風に殴ったら、心臓麻痺を起こすからやめなさい」 と何度言っても聞かなかった。

とうとう、ネットで検索しだし、その検索数の多いことに驚いた。
以下の文章を参考に、しゃっくりの起こるメカニズムを考えた結果、実験をした。


メルクマニュアル家庭版より  http://merckmanual.jp/mmhe2j/sec06/ch091/ch091a.html

しゃっくり:横隔膜のけいれん
しゃっくりは正式には吃逆(きつぎゃく)といい、だれにでも起こるありふれた状態ですが、れっきとした運動機能障害の1つです。しゃっくりは横隔膜がけいれんした後、声門が素早く閉じるときに出る音をいいます。横隔膜は腹部と胸部を仕切っている筋肉で、1回ごとの呼吸を調節しています。声門は左右の声帯の間の開口部で、声門が閉じると空気が肺に流れこまなくなります。しゃっくりは、速く深い呼吸(過換気)などによって、血液中の二酸化炭素レベルが下がると起こりやすくなります。

しゃっくりを治す方法として、さまざまな民間療法が知られています。多くは、血液中の二酸化炭素レベルを増やしてしゃっくりを止めようとする方法です。息を止めるのが最も単純なしゃっくりの止め方ですが、紙袋(ビニール袋は不可)を口にあてて呼吸するのも、二酸化炭素レベルを増加させる効果があります。また、水を素早く飲んだり乾燥したパンや砕いた氷を飲みこんだりすると、脳から胃へ走る迷走神経が刺激され、しゃっくりが止まります。舌をそっと引っぱったり、眼球をそっとこすっても迷走神経を刺激します。これらの方法は、ほとんどのしゃっくりに効果があります。



と、以上の内容を簡単に解説すると、速く深い呼吸(過喚起)などによって、血液中の二酸化炭素レベルが低下すると起こりやすい、横隔膜の痙攣を止めるには横隔膜の筋肉に力を入れ、強制的な運動によって痙攣できないようにすれば良いということが理解できた。


実際に試した内容を紹介しよう。

〔準備〕 座位で良し。
① 胸を張って上半身を姿勢良くする。
(姿勢が悪く猫背状態では、内臓が伸ばされず横隔膜の位置が確認できない。呼吸法によって酸素供給を効果的にするため。)

② 両手の指先で横隔膜の位置を確認し、押さえる。
(横隔膜は、みぞおちの少し上辺りにあり、割と厚みのある筋肉で指で押さえて、ハッハッと息を腹式呼吸で吐き出してみると動くのが分かる)

〔実践方法〕
腹式呼吸を2~3回し、呼吸方法を確立しておく。
できるようになったら、指で押さえたまま、 『ハッハッハ』 と息を8回、4分の2拍子のリズムで吐き出す。声は出さなくて良い。
9回目になる時、一気に 『ふーーーん!!!』 と鼻から息を吸い込む。
続けて、吐き出すと同時に、 『ハッハッハ』 と、また休まず8回、4分の2拍子のリズムで吐き出す。
この時、途中でしゃっくりが止まっていなくても続けること。
これを約4~5回繰り返す。
最後に深呼吸を1回する。

※注意が必要なのは、息を吐き出し続けることで酸欠になってしまうので必ず体調に合わせて吸い込むタイミングを自分で調節する必要がある。
息を吐くときは、力強く、横隔膜の位置とリズムに合わせて動いているかを確認しつつ、頭の中で筋肉の動きをイメージする事が良いだろう。

これで止まる。


この呼吸方法は、合唱部や声楽の腹式呼吸の訓練(こちらは声を出す)でされている事だが、内臓の動きを脳でイメージしながら実際に自分でコントロールしようと考えたものだ。
理に適った方法だと、私は実験の結果から考えているが、あくまで個人的な結果であるので、過呼吸やその他の障害が起こっても責任は取れません。
故に、実践される場合は自己責任でお願いします。

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